■壁面緑化ってなんでしょう?

 ツタで覆われた、旧同潤会青山アパートや甲子園球場の壁面をテレビでご覧になったことがある方は多いと思います。街中でもツルで覆われた建物や校舎をよく見かけます。「壁面緑化」と聞いて最も多いイメージはこのツル性の植物を建物などの壁に這わせ、壁面を覆うことです。

 屋上空間よりも面積的に広く存在することや、隣接する建物や歩行者など、周囲から目に留まりやすく、壁面緑化の関心が高まってきています。また、壁面緑化がヒートアイランド対策に有効であることが証明されてきており、官民で様々な取り組みが進められています。

 歩行者に安らぎを提供し、環境改善の効果をもたらす壁面緑化。美観を保ちかつ、壁面緑化のメリットを最大限引きだすには、植物選定、施工、メンテナンスを考慮した上での計画が必要となります。


甲子園球場の壁面緑化


旧同潤会アパートの壁面緑化

■壁面緑化の種類


 設置する壁面の状況や、風・温度・日照を考慮し、適切な植物・システムの選定をすることが重要となります。主な壁面緑化の方法として、登はん補助材を用い、植物を登はんさせる『登はん型』。植物を壁面上部から下垂させる『下垂型』。植栽基盤を壁面に取り付ける『基盤造成型』の3つの壁面緑化方法が挙げられます。

■登はん型

補助材(ネットやワイヤーなど)を壁面に設置し、そこにつる植物を這わせて緑化させる方法。

登はんネットによる壁面緑化

登はん補助材を使用した壁面緑化

■下垂型

壁面上部にプランター等を取り付けて、植物を下に垂らして壁面を覆う方法。

住宅地によく見られる下垂型壁面緑化

下垂型壁面緑化

■基盤造成型

壁面にプランターや植栽基盤を設置し、植物を生育させ、登はんや下垂をさせて、緑化する方法。

早期緑化が可能で、デザイン性の高い壁面緑化です。


パネル型の壁面緑化

コンテナと金網メッシュによる壁面緑化

杉孝の壁面緑化システム『緑化ウォール』のご案内は、こちらのページで。

■壁面緑化の効果

 東京都が作成した『壁面緑化ガイドライン』によると、ヒートアイランド緩和効果、室内の熱環境緩和効果、壁面緑化による省エネ効果、建築・構造物保護効果などが報告されています。
 他にも、東京都発表の『壁面緑化の効果検証と実態調査』では、壁面緑化をしている施設にヒアリング調査を行った結果、壁面緑化導入の目的としては「デザイン性」と「環境への配慮」を重視していることが報告されています。壁面緑化を広告として利用するといった、壁面緑化の新しい利用も見られ、今後さまざまな効果が期待されています。


デザイン性の高いパネル型の壁面緑化


壁面緑化を広告として活用した事例

仮囲い壁面緑化による
環境への配慮を意識した建設現場

■壁面緑化の助成制度


 自治体によっては壁面緑化の導入に助成制度が設けられているケースもあります。植物の種類や屋上緑化・壁面緑化の違いで助成金を詳細に規定しているところがあります。壁面緑化を導入する地域の助成制度については、お問い合わせページよりご質問下さい。
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